歯周病の治療方法

歯周病の治療方法

事前にひととおりの検査を行なったら、本格的な治療に入ります。

 

歯科治療には歯科医による施術とともに、患者本人の日頃のケアも不可欠です。

 

日常のケアについては別の記事で詳しく取り上げます。

 

ここでは歯科医院で行われる治療のうち代表的なものを取り上げたいと思います。

 

動機づけ

 

物理的な治療そのものではありませんが、患者のモチベーションを上げることも治療の一部です。

 

歯科医院でどんなに良い施術をしても、患者が前向きに取り組む姿勢がないと治療の効果は半減してしまいます。

 

結局のところ、歯のケアは毎日のお手入れが一番大切です。

 

ですから治療の初めは、どんな所に気を付けたらよいか説明しながら、患者の動機づけをして共同作業とみなしてもらえるようにガイドされます。

 

口腔清掃

 

動機づけができたら、患部の治療に先立って歯石やプラークの除去を行ないます。

 

同時に正しいブラッシングの方法について指導して、プラークを残さない効果的な磨き方を説明します。

 

口腔清掃はスケーリングルートプレーニングという処置で行われます。

 

ハンドスケーラーという道具を使って、歯石やプラークの除去、必要があれば歯周ポケット内のセメント質を平らに削るなどを行います。

 

歯石やプラークを除去すると、隠れていた患部が現れるので、状態を診て適切な施術法を検討します。

 

局所薬物配送療法

 

手術するのではなく薬の投与を選んだ場合、歯の患部に抗生物質などを直接塗ったり注入したりすることを「局所薬物配送療法」といいます。

 

この方法の長所は、口から薬を飲む場合と比べて、身体の他の部分への負担が少ないことです。

 

直接なので薬の量が減らせて副作用が抑えられるからです。

 

レーザー治療

 

歯科治療は痛みがどうしても伴うものですね。

 

最新のレーザーを使った治療なら、この痛みを和らげることができます。

 

歯石やプラークの除去の場合、レーザーで蒸発させてしまうので、器具が口内に当って痛みを感じることも、ガリガリの振動や音もありません。

 

歯肉を切るときや膿を取り除くときも痛くありません。

 

さらに治療期間が従来の方法よりも短縮できるのもメリットです。

 

しかしながら、レーザー治療を導入している医院はまだ少ないため、普及にいたっていません。

 

抜歯

 

歯周病がかなり進んで重症になった場合は、悪くなった歯を抜き取ることがあります。

 

重症だと診断されたなら、なるべく早く実行するほうが良いでしょう。

 

腐った果物の隣り合わせの果物も腐っていくように、悪い歯を放置していると隣りの歯にも悪影響があります。

 

それだけでなく、歯の根元がどんどんやせていって手の施しようがなくなるので、患者には早い決断が必要です。

 

この他にも様々な施術法がありますが、患部の程度に合わせて適切な方法が選ばれることでしょう。